蔵元通信[酒米・田んぼ]

2023年06月02日
る)累々と 百六十余の 古墳群
2023年02月17日
や)やすらいで 汽車待つ愛の 大火鉢
2021年08月31日
米)合鴨米で醸した自然派純米
2019年06月19日
あ)朝霧の 立ち込める里 宇和盆地
2019年06月19日
り)良質の 宇和米とれる 宇和盆地
2019年06月19日
米)田んぼの力 田力本願㈱
2017年02月01日
わ)わらぐろは 宇和の盆地の 冬景色

蔵元通信[酒米・田んぼ]

る)累々と 百六十余の 古墳群

 宇和盆地には、後期古墳が散在し、その数百六十余基が認められ、宇和古墳群の名で知られています。古墳群からは土器・銅鏡・金銀環・勾玉・直刀その他副葬品も多く、当時の人々の生活がしのばれます。


 その中でも笠置峠古墳(かさぎとうげ)は4世紀初め頃に築造された西南四国最古の前方後円墳で、宇和盆地一帯を治めた首長の墓と考えられています。1997(平成9)年から2008(平成16)年まで、宇和町教育委員会(現西予市教育委員会)と愛媛大学考古学研究室による8次にわたる発掘調査が行われ新たな発見が報告されました。 一般に前方後円墳といわれる古墳は、上から見ると鍵穴のような形をしていますが、笠置峠古墳は「しゃもじ形」とでも言うべき珍しい形をしています。古墳の全長は東西45mをはかり、古墳の法面には葺石(ふきいし)と呼ばれる石が葺かれています。 また首長が埋葬された後に、飲食を伴うマツリが古墳の上で行われたことが出土した土器から判明しています。

 

笠置峠古墳アクセルルート 西予市HPより

車でのアクセスも可能ですが、軽自動車でないと、離合が難しい林道です。運転に自信のない方は、溜池付近の邪魔にならないスペースに車両を駐車して、登山することをお勧めします。




[お問合せ】
西予市まなび推進課
TEL 0894-62-6415
2023年06月02日蔵元通信:カルタ, 宇和の風景, 酒米・田んぼ

や)やすらいで 汽車待つ愛の 大火鉢

 当蔵の最寄駅であるJR卯之町駅は、標高が210mあり、また西予市宇和町が盆地でもあるため、線路が凍結して列車が止まるほど冬の冷え込みが厳しくなります。そこでJR卯之町駅では、毎年冬になると「愛の火鉢」が登場し、60年以上にわたって乗客を温め、冬の風物詩となっておりました。

 

 しかしJR卯之町駅無人化(2021年10月)に伴う措置で、半世紀以上続いた、善意の火『愛の火鉢』は惜しまれながら廃止となりました。無人駅となった卯之町駅は駅前広場再開発で建て替えとなり、2022年11月に新駅舎が完成しました。

 

そして2023年、兎年。
例年であれば卯之町にちなんで、兎の駅長が登場するのですが、今年からは兎の絵馬、提灯、兎のせい坊がお客様をお迎えすることとなりました。

 

2023年02月17日蔵元通信:カルタ, 宇和の風景, 酒米・田んぼ

米)合鴨米で醸した自然派純米

『自然派』の原料米である山田錦は、契約農家の酒井さんと合鴨が栽培期間中、農薬・肥料無使用で育てたお米です。周辺の田と水を共有使用するため、『有機栽培』を名乗ることはできませんが、田に放った合鴨たちが、害虫や雑草を食べ排除し、フンを天然肥料するため、人にも環境にも優しい“栽培期間中農薬無使用”の合鴨米となります。 なお労働を終えた合鴨は、米の刈り入れ前となる9月末に捕獲され、肉の解体業者に渡されます。3年前の栽培時には、捕獲を察した合鴨達が、豪雨で倒れた柵から多数脱走し、今も近くの川で生息が確認されています。今年の生育状況を、酒井さんに確認すると、『稲の状態は良いが、合鴨が数羽、見当たらない』とのことなので、すでに脱走鴨が出ているカモです。

 

 


〇純米大吟醸 開明 自然派
合鴨の力をかりて栽培期間中「農薬・肥料無使用」で育てた『山田錦』40%精米。まろやかな甘みと、上品でキレの良い酸味のバランスが特徴。手造りでとことんこだわった『自然派』の甘口純米大吟。

 ◇1.8L  8,250円
 ◇720ml 4,103円

 

 

 


 

〇無農薬純米酒 開明 自然派
合鴨が育てた『山田錦』を使い麹歩合3割で醸造。穏やかな口当たりと瑞々しい酸味。 体にやさしい『自然派』の辛口純米。

 ◇1.8L  3,157円
 ◇720ml 1,584円
 ◇300ml  693円

 

2021年08月31日蔵元通信:酒米・田んぼ

あ)朝霧の 立ち込める里 宇和盆地

早春から晩秋にかけて朝霧が立ち込める宇和盆地の景色は、西予市の風物詩のひとつとなっております。放射冷却現象が始まる朝の5時ごろから霧が深くなり、街灯の明かりもぼんやりとして幻想的な風景となります。また山に登ると、竹田城のような光景を眼下に観ることもできます。

 

2019年06月19日蔵元通信:カルタ, 宇和の風景, 酒米・田んぼ

り)良質の 宇和米とれる 宇和盆地

当蔵の位置する西予市宇和盆地は、宇和島藩の第一の穀倉地帯であり、酒造りに適した『気候』『水』が揃った土地でもありました。このため200m程の中町通りには当蔵も含め、造酒屋が5軒もあったことが史料に記されています。 現在でも900haの水田で栽培される『宇和米』は良質米として知られており、近年では味で評価する『食味分析鑑定コンクール』で、当蔵の原料米松山三井を委託している田力本願㈱が、2015年・2016年・2017年・2019年・2020年と、金賞・特別優秀賞に選ばれました。また愛媛県が開発した酒米”しずく媛”の生産量が県下1位と、酒米に力を入れている農家も多くなりました。今も昔と変わらず稲作は西予市宇和町の中心的な産業であり、宇和盆地は酒造りに最適な土地です。

 

 

2019年06月19日蔵元通信:カルタ, 宇和の風景, 酒米・田んぼ

米)田んぼの力 田力本願㈱

左から 中野聡さん 河野昌博さん 梶原雅嗣さん 井上裕也さん

〇田力本願株式会社
” 純米大吟醸 田力”の原料米生産農家である田力本願株式会社は、愛媛県西予市宇和町で米・麦・大豆を主要生産物とする専業農家、田んぼのプロ四人で立ち上げた会社です。地元のお米をブランド化するために結成した『宇和の男米プロジェクト』の活動をきっかけに、農業の思想や理論や技術の垣根を越え各々の力を結合し、面白く未来に活かしたい!と平成28年に設立、田んぼのプロ集団として農の未来を実践する様々な活動を展開しています。

 

 『男』の仕事 4箇条 

 『田』に『力』と書いて『男』

  一.田んぼで力を発揮すること。  

  一.田んぼの力を信じること。  

  一.田んぼから様々な価値を創造すること。  

  一.田んぼを次の世代に継承すること  

 

  田力本願株式会社HP   

  https://tariki-hongan.jp

 


〇取り扱い米
コシヒカリ、にこまる、ミルキークィーン、

松山三井、媛の凜

 

 ◇5kg  2,200円[税抜]

 ◇10kg  4,200円[税抜]

 ◇20kg  8,400円[税抜]

 ◇30kg 12,000円[税抜]

 

 


〇純米大吟醸 松山三井 田力
西予市のイケメン農家集団『田力本願㈱』が栽培した酒造適正米『松山三井』と愛媛県産酵母『EK-1』を使用し、その特徴を十二分に醸し出した、みずみずしくなめらかでバランスの良い中辛口のお酒。清涼感のある料理と合います。


 ◇1.8L  4,730円 [税込]

 ◇720ml 2,310円 [税込]

 

 

 

 


2019年06月19日蔵元通信:酒米・田んぼ

わ)わらぐろは 宇和の盆地の 冬景色

西予市宇和盆地では秋の取り入れが終わると、黄金の稲穂に変ってわらぐろが並び新たな風情を添えます。そして本格的な冬がやってくると雪で薄化粧したわらぐろは、田園いっぱいにトンガリ帽子の白い花を咲かせます。最近、冬のわらぐろは宇和町名物の一つに数えられ見物に訪れる人も増えてきました。

 


〇開明 にごり酒
昔ながらの槽でしぼって出来たにごり酒(オリ酒)を、とろしとした濃厚な味に仕上げました。米処宇和盆地の冬景色、『わらぐろ』ラベルを眺めながら雪見酒は如何ですが。


【希望小売価格】

 ◇1.8L   2,167円

 ◇720ml  979円

 ◇300ml   440円

 

 

 

 

 

2017年02月01日蔵元通信:カルタ, 宇和の風景, 酒米・田んぼ