や)やすらいで 汽車待つ愛の 大火鉢

 当蔵の最寄駅であるJR卯之町駅は、標高が210mあり、また西予市宇和町が盆地でもあるため、線路が凍結して列車が止まるほど冬の冷え込みが厳しくなります。そこでJR卯之町駅では、毎年冬になると「愛の火鉢」が登場し、60年以上にわたって乗客を温め、冬の風物詩となっておりました。

 

 しかしJR卯之町駅無人化(2021年10月)に伴う措置で、半世紀以上続いた、善意の火『愛の火鉢』は惜しまれながら廃止となりました。無人駅となった卯之町駅は駅前広場再開発で建て替えとなり、2022年11月に新駅舎が完成しました。

 

そして2023年、兎年。
例年であれば卯之町にちなんで、兎の駅長が登場するのですが、今年からは兎の絵馬、提灯、兎のせい坊がお客様をお迎えすることとなりました。

 

2023年02月17日|蔵元通信:カルタ, 宇和の風景, 酒米・田んぼ